2009年04月07日(Tue)【身体に優しい治部煮】
夫が6時44分のはくたかで東京に行くので5時15分に起床洗濯も炊事も８時半にはすべて終わり天気いいから、金沢行っちゃおうかな。高速バスの回数券あるし…。思い立ったらまだ9時発に間に合うからと、急いで支度して、バスに飛び乗ってみたら、席は殆ど埋まっていた。混んでる。２つだけ空いてたみたい。高速道路に乗るまでのバス停でも乗ってきたから、補助席まで全部使うほど。でも一時間程で金沢に到着武蔵ケ辻で降りて、ひがし茶屋街まで歩く。浅野川は桜がとってもきれい。今日の目的として、ひがし茶屋街にある三味線屋さんで三味線体験をしてみることだったのよ。何度もそのお店の前を通っていて気にはなっていたけれどなかなか時間がなくて、そのままになっていた。今日は時間もあったけれど、三味線が好きな姪の気持ちが知りたくて、｢三味線体験、10分でさくらさくらが弾ける。お抹茶付き300円｣に吸い込まれていきました。私がお店に入ると三人連れの女性も入ってきた。すでにフランス語を話すカップルがいて、二階のお座敷には、全部で体験者六名三味線、楽譜、説明書が人数分そのうち、奥様らしき方が｢お抹茶どうぞ｣と、お干菓子と共に上がってきてまた下に降りていきました。お抹茶をいただいて、部屋中に展示してある古い三味線や関連グッズを見て15分位経っても、御師匠さんらしき方が登場して来ない。私が｢もしかして、自己連なんですかね？で、まさか後で試験とかしないですよね｣と言うと、みんな爆笑じゃ、練習しますか？みんな説明書を見て、左手に指抜きみたいなのをして、右膝にゴムマットみたいなのを置いて三味線を構えて、ペンペン始めると、奥様が上がってきた。｢弾けるようになりましたか？｣奥様の言葉に、全員ひっくり返って大笑いやっぱり自己連だったのね教えて下さるのかと思って待ってたんですよ。一緒に入った女性が言うと｢ご自分で練習していただいて、後でみなさんで一緒に弾いてみますよ｣あららそれは大変みんな焦ったように練習が始まった。だけどなんたって難しい。楽譜の見方も焦ると混乱してくるし、棹を持った手も疲れてくる。バチも寝てくるし。さくらさくら辺りまではいいんだけど、みんなもうギブアップピアノのように押せば音が出るわけではない。バチも重いし、なんたって三絃しかない。こんな難しい楽器を好きであんなにジャカジャカ弾く姪の気持ちが逆に解らなくなるほど、難しい楽器誰にでもできるものではないし、好きでなければ到底できるはずないので、頑張って欲しいですね。さて、身も心も疲れはてて、ひがし茶屋街をそぞろ歩くと、火曜定休のお店ばかりだからか、閑散としていて、粋な路地もなんだかちょっと…ね橋場を渡って、また近江町市場の方まで歩く途中でお腹がすいてきたので不室屋で｢治部煮御膳｣の昼食にしました。本場の治部煮はどんな感じなのか食べたことがなく、今日はさっぱりしたものがよかったので、楽しみ麸、筍、椎茸、鶏肉、を甘くトロリと炊いた治部煮は、上に乗せてあるワサビを溶いていただきます。甘さとワサビがおいしい漬物とお味噌汁もさっぱりとしていて、ご飯には、麸の佃煮をのせてどうぞ。との説明がある。どれも胃に優しい、ほっとするおいしさ。分量もちょうどよく、あちらこちらの席から｢おいしい｣の声が聞こえてきます。デザートは桜餡入り生麸まんじゅうすべておいしいお昼でした。武家屋敷まで歩いてまた駅まで戻り、バスに乗って帰宅。家に着くと暫らくして夫から電話予定より一時間早く帰ってくるとのこと。どひゃー夕食は残りものカレーでいいや
21:20
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